ボードゲーム

フォッペン(Foppen)

”フォッペン(Foppen)” 前回の所感コチラ。独自の思想で構築された、いい意味で「トリックテイクまがい」のカドゲ。マストフォローの醍醐味を存分に楽しめるというか「嫌でも学習できる」ので、トリックテイク初心者の方にもオススメですよ。っていうか基本…

ハリウッド(Traumfabrik)

”ハリウッド(Traumfabrik)” 例のアレでご存知になった方も多いはず、な映画制作を題材としたクニツィア競りゲー。付属のCD(初版のみ同梱)がとてもイケてます。ゲームとしても雰囲気良くまとまっていて、キャストやスタッフを集めて映画を作り、各賞を…

ヴァーティゴ(Vertigo)

”ヴァーティゴ(Vertigo)” 各国が利潤を求めて工業を発展させると連帯責任的に地球がどんどん荒廃していくという、「僕たち地球人!」の合言葉を思い出さずにいられないビジネス系のボドゲ。かなりオモシロ。ちょっと油断するとたちまち人が住めない荒野が…

8月27日なボドゲの話。

手始めに。 更新頻度をあげてやる!というどこか悲壮な覚悟で臨む、先日のゲーム会で遊んだボドゲの話。8月27日開催分。まずは列挙、日を経るごとに下へ下へと追加更新されていく感じで。 遊んだゲームは下記の通り。「いつになく攻めの姿勢ですなあ」とはS…

チチンプイプイ(という名のホークスポークス)

”「ホークスポークス(Hokus Pokus)」” ダイス一振りが全てを台無しにしてくれる大味な感じが個人的には高評価。もうこれだけで、パーティゲーの資格十分ですからして。前作「海賊の決闘」と比べると明らかにゲームとしてこなれてますし。あれはあれでジャン…

エクスペディション(Expedition)

”「エクスペディション(Expedition)」” さらなる新版が発売された記念で、っていうかそれキッカケで思い出したので。「矢印」的な探検隊を世界中に飛び回らせるのが楽しい。ロンだのツモだのいいながら、漫然とフラフラ移動する感じがまた。これでカードに…

コンドティエーレ(Condottiere)

”「コンドティエーレ(Condottiere)」” 序盤、3人だったので脳内3人戦ランキング上位なコンドを投入。3人コンド。やっぱり鋭くてオモシロ。中盤から終盤に向かっての勢いが猛烈で、気付けばションボリと「参りました」を宣言させられてしまうあたりシビ…

ウボンゴ(Ubongo)

”「ウボンゴ(Ubongo)」” ということで、噂のパズルゲーム「ウボンゴ」をば。 ルール自体は至極簡単。毎ラウンド各プレイヤーに与えられるボード。そこにはそれぞれ異なるカタチのエリアが描かれてまして。そこにテトリスを思わせる様々な形状のブロックタ…

ウソと欺瞞。

イントリーゲ(Intrige) 画像は現在も入手可能な新版ですよ。 moonさんとこのエントリーを読んで、自身の苦い記憶に胸が締め付けられた次第。 嗚呼、イントリーゲ。なんと恐ろしいゲームよ。 このゲームの詳細をご存知でない方はコチラとか参照。ま、要する…

ゴール(Tor)

”「ゴール(Tor)」” なんだか原題表記が「泣き」の顔文字みたいですけどね。まあ、実際そんな感じです。意図せずして地雷続き。 クニツィア先生の過去作。サッカーを題材にした二人対戦なカドゲ。 センターからボールを蹴りあって、相手のゴールに押し込む…

スルっとKANSAI NORINORI

”「スルっとKANSAI NORINORI」” 関西ローカルなオモシロ。関西一円、各私鉄やバスで共通して利用できる便利なプリペイドカードを題材としたカドゲ。・・・・宣伝文句みたいですな。 スルット関西ネットワークのあまりの広大さに驚愕すると同時に、思わず呪詛…

ツタンカーメン(Tutanchamum)

”「ツタンカーメン(Tutanchamum)」” 「そういえば取り上げたことがない」という事実に気づいたので今さらながら。ちょっくら。 道々に落ちている財宝を拾いながら伝説のピラミッドを目指す、クニツィアの変わりスゴロク風決算ゲー。どこまででも移動できて…

コンビット(Combit)

”「コンビット(Combit)」” 場に並んだカードを交互に売り買いして、差益でより多くの儲けを出したほうが勝ち、という至極単純な二人用買い物ゲー。しかしその悩ましさは並々ならぬものが。「むぎぎ」とくるオモシロ。 場には数色のカードが5列に、折り重な…

コンスピラシー(Conspiracy)

”「コンスピラシー(Conspiracy)」” 名作「シグマファイル」のリメイク。ほぼ4人専用。リメイクは過去に何度となく行われていて、変遷としては「シグマファイル」→「エージェント」→「コンスピラシー」→「カサブランカ」って感じ。カサブランカのリメイク…

スキャン(Scan)

”「スキャン(Scan)」” 派手さはないものの渋くオモシロゲーな典型。かなり好きです。イケてます。 ということで、ちょっと詳しめにルール説明。ともすれば再現できそうなのでアレですが、まあわりと古いゲームなので「時効」ってことで。 トリックテイクな…

マーゴマギーノ(Mago Magino)

マーゴマギーノ(Mago Magino) 子供向けメーカーのセレクタ社製。クニツィア作。本当に多作ですね、この人。 にしてもこれ、どう表記するんでしょうか、マーゴマギーノ? マーゴマギノ? 謎。でもわりに遊べてオモシロ。 ダイスを振ってウロウロする「おつ…

ハルンケン・スペルンケン(Halunken & Spelunken)

”「ハルンケン・スペルンケン(Halunken & Spelunken)」” 故ランドルフが「残してしまった」結構アレなゲーム。サラーっと地雷入ってます。 カード使いきりでバッティングしたら云々というあの名作の亜流。 こちらは一応ボドゲです。 酒場にたむろう酔っ払…

あたしら鶏だけ(Nobody But Us Chickens)

”「あたしら鶏だけ(Nobody But Us Chickens)」” なにせ「使いきり」の楽しさ。某「限定じゃんけん」を思い出しますね。じゃんけんで9本勝負。グー、チョキ、パー。それぞれの出せる回数が決まっていたとしたら。言ってしまえば、それにテーマと曖昧さとゆ…

クイソ(Quixo)

”「クイソ(Quixo)」” 豪華かつ渋いコンポーネントとアブストラクトぶりで有名なギガミックの一作。っていうか、このタイトル、どう発音するんですかね。キソ?クイゾー?まあ、よくわからないんで、当方ではクイソと呼び習わすことにします。 内容はぶっち…

クアート!(QUARTO!)

”「クアート!(QUARTO!)」” ということでギガミック/Gigamicですよ。もちろんのアブストラクトぶり。これは巷でも結構名の知れた存在ですね。ゴブレットか、クアートか、くらいのポジション。言い過ぎ? もうね、これ、非常にゲーマーっぽい内容ですよね、…

Don't Spill the Beans

”「Don't Spill the Beans」” アメリカーンなちょっとしたゲームシリーズ。 我が家では「豆載せるやつ」とか適当に呼び習わしています。本来のタイトルは字面そのままなら「豆をこぼすな」的な、慣用句的表現だと「秘密を漏らすなよ」みたいな意味らしいです…

ツインズ(Twins)

”「ツインズ(Twins)」” クニツィアのやたらと熱いギャンブルゲー。巷での言及はさほど多くないですが偉大なるオモシロ。しびれるジレンマ。長文は止めるつもりでしたが、折角なのでルールとかも説明してみることに。 ゲームとしては簡易ポーカーみたいな感…

建築士(Architekton)

”「建築士(Architekton)」” Queenの新たな展開、手軽な小箱ボドゲシリーズ。アルハンブラ系の拡張と同じ箱サイズです。「微妙なサイズで収納しづらい」という嫌な伝統を引き継いでるアレです。 ゲームはシャハトの二人ゲー。「世界」拡張タイル配置もの。…

ポラリティ(Polarity)

”「ポラリティ(Polarity)」” 届いちゃったので遊んでみました。なぜかドイツ語版。仕様に違いはなさげな感じ。 目に見えない磁力を感じとり、時には活用して、時には回避するようにどうこうするってのが新感覚でイケてます。オモシロ。 予想はしてましたが…

スタンプ(Stamp)

”「スタンプ(Stamp)」” Amigoの競りゲー。1992年とちょっと古いゲームですが、競り下げ系としてはかなりのオモシロが。 切手を買い集めては売りさばいて差益で儲けながら、真の目的である「消印チップ」を集めることが目的。設定からして切手コレクター魂…

三人の魔術師(Die Drei Magier)

”「三人の魔術師(Die Drei Magier)」” 1985の美術賞を受賞している3人専用のボドゲ。名は知られているとは思うんですが、古いせいもあって国内での情報が少なかった謎に満ちたゲーム。 まずは、遊んでみての率直な感想。 20年の月日は如何ともしがたく…

タムスク(Tamsk)

”「タムスク(Tamsk)」” 2人対戦なギプフシリーズ第2弾。時間と戦う4次元アブストラクト。かなりオモシロ。 3つある自駒を移動させて、相手の動きを封じ込めることが目的。3on3。ってな言い方をするとちょっと格好悪いですねえ。 このゲーム最大の特…

フォーメルファン(Formel Fun)

”「フォーメルファン(Formel Fun)」” franjosのレースゲー。 このメーカーの特徴はなんといっても「ボードが布製」。それだけで私は高評価なんですけども。このゲームは中箱サイズながらもしっかり布製。 内容としてはカードで進むスゴロク系脱落型。個人…

ファラオの財宝(Der Schatz des Pharaos)

”「ファラオの財宝(Der Schatz des Pharaos)」” 1996、クラマー作ながら発売元がBerliner Spielkartenだというマイナーぶり発揮のカドゲ。いや、私は大好きなメーカーなんですが。名作もいくつか輩出してますし。しかし本作はその中でもかなりマイナーな部…

マクロバー(Mac Robber)

”「マクロバー(Mac Robber)」” なーんというか、こう、不思議感が漂うゲーム。今回は「スタートプレイヤーマーカー」のイラストの馬鹿ぶりがツボにはまり、最期まで変にオモシロげなムードで進行してしまいましたが、真実は「ゲンナリゲー」ですよ、まった…