クイズ!入れ忘れました(仮)−第5問。

bis_co2005-01-19

前回の正解はRavensburgerの"「マクレガー(MacGregor)」"。画像左から「幽霊カバー付プレイヤー駒、ただのプレイヤー駒」でした。幽霊に取り付かれたプレイヤーに捕まらないように、城から逃げ出そうというゲームです。プレイ感はまさに鬼ごっこそのもので、捕まる度に幽霊役が入れ替わるという仕組み。壁をすり抜けながら追ってくる幽霊は先に移動計画をプロットしていて、逃げる方はそれを見透かしながら上手く立ち回る必要がある読み合いな感じのゲーム。見た目とは裏腹に意外とシビアだったり。


といったところで本日の出題。
結構最近のゲームです。マイナス1点どころか結構大変な状況ですね。
ヒント:音をテーマにしてます。


どうなんでしょう、このへんは。

メビウス便、届いてます。

ということで、早速「モグリ」を開梱。二人用のアブストラクトなんですが、ゲームをはじめる前の下準備がすごく大変ですよ、これは。35枚あるタイルには全て穴が開いているのですが、そこに木製のピン(というには太い)をはめ込む必要がありまして。
これがまた、かなりにハマラナイ。力強く押し込んで、ようやく一つ完成しました、フー。というくらいに大変でして。
それが35個ですよ。なんだか苦行のようでした。
でもその状況がちょっとオモシロかったりもしたので、まあいいです。
ゲームの内容としてはかなりキツキツの思考ゲー。まさか裏が完全に思考の世界だったとは・・・・。

ゲーム会でござる。その顛末"一の巻"

ワーワー言いながら、先日のゲーム会の話をば。当日はどうも体調があまり芳しくなく、重めのゲームは極力避けた次第。
でも案外充実していた気がするので、もっとこういう日があってもいいですなあ。

"「LCR」"

自分のチップの数に応じてダイスを振って、他プレイヤーとチップのやりとりをしながら最後の一人になるまで頑張るという生き残りダイスゲー。最後の最後で逆転復活勝利が可能なので、じゃあ終盤の2、3投だけすればいいよね、なんてことを言われそうな感じ。ただ、「ダイスを振ってモノをやりとりする」=「楽しいこと」という図式がいつからか心の奥底で成立しているので、そんな過程すら楽しめます。猛然と遊べば3分かからずに一戦が終わってしまう激軽なゲームなので、ささいなことは気にしない方向で。
オモシロなのかと聞かれると返事に困りますが、ダイスを振りたくて仕方ない根っからギャンブラーな方にはオススメできます。小さくて携帯性に優れているので、そういう点でも評価できるかと。全てを総括して、「運試ししてる」って感じのゲームでした。

"ファインディングニモ・カードゲーム"

あまりに何の噂もきかないゲームでしたが、理由がわかった気がします。少なくともゲーマーが遊ぶとダメっぽいですねえ。
不用意なプレイを拾って、相手の想像を越える手札運で勝利に結びつけていく系統のゲームなのですが、負けても「ウワー」じゃなくて「あーあ」な感じなのがいただけない。簡易ボードとかわいいフィギュアはいいです。しかし、やるべき事はイゴイゴしているのに、ラックがやたら強いので、なんとも甲斐がないわけですよ。そりゃあどうしようもないよね、うんうん。って言葉が思わず漏れます。ネクストはないです。地雷(中)。

"「カサノバ(CASANOVA)」"

Kidult社のダイスゲー。自作可能なコンポーネントだとか、100均で揃うとか言われているゲームですが、是非ともキダルトの製品として買って頂きたいです。このゲーム(っていうかルール)にはその価値があります。
リードプレイヤーがダイスを何個振るか指定して、出目を予想したカードを全員で裏向けビッド、場代を払います。でダイス振ってレイズしたりステイしたりで結果をオープン、勝者がジャックポットばりに全チップをいただいてラウンドを繰り返すというゲーム。他にも要素は有りますが、まあ、基本はこれだけ。
えー、繰り返します。自作はせずに製品を買いましょう。いや、キダルトの為にも買ってあげてください。オモシロですから。軽く遊べばただのダイスゲーですが、「ダイスを振る数は任意」「ビッドのカードは使い捨て」「使い捨てられたカードは場に並べられていく」という3点がゲームを非常にイカスものにしています。ダイスゲーなので出目に裏切られればそれまでですが、それを差し引いても、考えるどころがある良く出来たゲームです。
出目を操る事はできなくても、与えられたカードをどのようにビッドしていくかはプレイヤーの任意なので、戦略的思考が介入する余地があります。短時間で決着することもあって、いろいろと試したくなるというか模索したくなるステキ感覚ゲー。
ダイス一投に全員で賭け、全員で一喜一憂する、非常にギャンブルライクなゲームですが、それだけでは言い表せない確かなオモシロがあります。ダイスゲーのような乱数が絡むモノは生理的に合わないということがなければマストバイ。もちろん製品として。

"「イエローストーン(YellowstonePark)」"

苦しさがオモシロですなあ、などとお話していましたが、そろそろ熱も冷めました。今後は対民間戦のみの投入となりそうです。わかりやすい、軽い、イラストも味がある、と素敵要素満載ですから。ウリであるところの特有の苦しさも、カードプレイが巡り巡って自分の元に戻ってくる、ある意味因果応報な部分に起因しているので、言ってしまえば誰のせいでもないんですよね。結果、「堪えきれるか・・・」→「あー、だめだった」と自己責任の事故のように思えたりするので、場がギスギスするようなこともなく。
私はというと、システムのラックの強さが突然空虚に思えた口です。こうなってしまうともうダメですね。バーストすらも虚しくなるのでこのゲームの一番の醍醐味さえ楽しむことができません。システムによる縛りこそあれど、基本的には「ダイナマイト」「バスタ」と同系列のゲームなので、これは由々しき事態ですよ。
ってな思考の末、今後は雰囲気重視、わかりやすさ重視の民間戦でしか使用を認めたくはならないでしょう、そんな私です。

"「お邪魔者(saboteur)」"

実は初プレイ。なんといいますか、多人数での関わり合いの楽しさを引き出すように突き詰めて作られていて好感が持てました。こういう局地的な姿勢は大好きです。ルールも直感的にわかりやすく簡単なので多人数に説明するときによくあるダレる感じにもなりにくいですし、手札が少ない=選択肢が少なくなっていることで手番のめぐりも早い、盤面を育ててその結果を争う内容なので全員の意識が集中して散漫なムードになりにくいなど、実に多人数仕様な心配りがかなり高評価。少なめ人数でも正体の隠蔽、偽誘導がシビアになる感じで機能するのかもしれないなあとは思いますが、どちらかといえば多人数向けでしょうねえ。推測。

"「ロケッツ(Rockets)」"

Klee社のあんまりそうな感じの箱絵&コンポーネントが印象的ですらないゲーム。ですがね、これはイイです、わりにオモシロです。軽くテンポの良い締めあいゲー(?)ですよ。
各プレイヤーのロケットが月に向かって飛んでいくというテーマが与えられていますが、別に月に到着することが目的でもなく、最終的に獲得した点数で勝敗を争うゲーム。
手番ごとに手札を1枚出してどうにかします。場に出ている数字より大きいカードを出せれば、その差分だけ自分のロケットが上昇し、同じ数字ならば自分以外の任意のロケットを1マス上昇。小さければその差分だけ自分のロケットを下げるか、その差分だけ山札からカードを引くかします。ちなみにこのゲームではカードを補充できる機会はここしかないです。よくある「1ぷれー&1どろー」ではないのですよ。思わず引きそうにはなりますが。そういうわけで、上手くカードを出していければ手札を使いきることもできます。で、上がったり下がったりしながら、「誰かのロケットが月に着いた」「山札が尽きた」「誰かが手札を使い切った」の3つのうちいずれかの条件が満たされたらラウンド終了。自分のロケットの高度に応じた点数を獲得して、そこからカード枚数分だけ点数をマイナスします。これだけ。かなり簡単ルールです。しかしこれが絡みあうといい具合のオモシロになるわけで。
遊んでみるまでは微妙感満載でしたが、いやいやナカナカの実力をお持ちなゲームです。パッとルールだけ聞くと何がオモシロなのか見えにくいかもしれませんが、案外イカスゲームですよ。テーマについてはシステムありきで適当に決めた感じがミエミエでなんとも底が浅くてアレですが。
注意点としては。締めあうことをせずただ漫然と遊ぶと、おそらく全くオモシロくないですこのゲーム。なんだこれ、ってなると思います。もし遊ぶ機会がありましたらそのあたりにご注意ください。
この週末に遊ぶ機会があるので、勘所なんかの話はまたその時にでも。


前半戦終了。後半戦の更新は明日早朝を予定。
かなり濃密な感じなので、ご期待ください。