"「カサノバ(CASANOVA)」"

Kidult社のダイスゲー。自作可能なコンポーネントだとか、100均で揃うとか言われているゲームですが、是非ともキダルトの製品として買って頂きたいです。このゲーム(っていうかルール)にはその価値があります。
リードプレイヤーがダイスを何個振るか指定して、出目を予想したカードを全員で裏向けビッド、場代を払います。でダイス振ってレイズしたりステイしたりで結果をオープン、勝者がジャックポットばりに全チップをいただいてラウンドを繰り返すというゲーム。他にも要素は有りますが、まあ、基本はこれだけ。
えー、繰り返します。自作はせずに製品を買いましょう。いや、キダルトの為にも買ってあげてください。オモシロですから。軽く遊べばただのダイスゲーですが、「ダイスを振る数は任意」「ビッドのカードは使い捨て」「使い捨てられたカードは場に並べられていく」という3点がゲームを非常にイカスものにしています。ダイスゲーなので出目に裏切られればそれまでですが、それを差し引いても、考えるどころがある良く出来たゲームです。
出目を操る事はできなくても、与えられたカードをどのようにビッドしていくかはプレイヤーの任意なので、戦略的思考が介入する余地があります。短時間で決着することもあって、いろいろと試したくなるというか模索したくなるステキ感覚ゲー。
ダイス一投に全員で賭け、全員で一喜一憂する、非常にギャンブルライクなゲームですが、それだけでは言い表せない確かなオモシロがあります。ダイスゲーのような乱数が絡むモノは生理的に合わないということがなければマストバイ。もちろん製品として。