”「バリケード(Malefiz)」”

かれこれ45年前に発売されたスゴロク的な嫌がらせゲー。今でも新品買えますし、ヨーロッパ諸国を旅すれば、箱絵イラストを各国の住人に描き変えた「お土産」的ブツが手に入るくらいに良く知られている伝統ゲーですよ。
日本名バリケードってのは、途中色んな名前でリメイクされたブツの一つから引用したか(バリケードってのがあった)、ゲームそのもののイメージから派生したかのどちらかだと思います。ちなみに「malefiz」ってのは「ちくしょう!」みたいなののしり言葉らしいですよ(受け売り)。ん? そういう名前のゲームってつい最近あったような気が・・・・。


画像リンク先は盤面。上のほうにあるのがゴール。ここ目指して下からガンガン駒たちが登っていくんですけどね。
盤面に広がる白い駒はいわゆるバリケード。通れません。丁度の数で止まると取除けて、あげく好きなところに置けると。ま、もちろん他人の邪魔をするわけですがね。むひひ。
ちなみにこの画像は中盤なんですけどね。ゲーム序盤はボードの端々に散らばっていたバリケードたちが、まるで意識を持ったかのように上部に集結している様をご覧くださいよ。もうね、とにかくキツいんです。邪魔し倒し。それ以外にすることねーんだよ、とばかりに邪魔しまくり。ヤバイです。
今回は若干のインストミスにより、激しく強烈かつ厳しいルールであるところの「他の駒がいるところに止まれたら、その駒をスタートへ戻す」が発動していなかったのが救い。グダグダしながらも順調に終結に向かっていく駒たちにかすかな安堵を覚えたのでした。
まあ、逆にこのルールが発動していなかったおかげで、密集する状況が生まれてしまったと言えなくもないですがね。だもんで、最後はゴール目指して誰もがダイス振りマシーンに。
まあ、そんなこんなで時代なりな仕上がり。1960の成立を思えば、驚異的な出来といっても過言ではないでしょうなあ。思うに、2〜3人くらいで前述のルールを稼動させて遊べばそう悪くないような気はします。
ちゅうことで、仏の解釈にて地雷(警戒)。プレイヤーに救われた部分も多々。