5位は「ペッパー(Pepper)」

カード総数を調整することで最小3人最大9人まで参加できる多人数対応トリックテイク。
ルールだけ聞くとあんまりなんですが、実際遊ぶと突然輝きだします。しかもバカゲーの装いながら、実はしっかりとトリックテイクな技量も問われるところがイカス。
マストフォロー、切り札なしのベーシックな進行。で、カード全てのスートの1が、腹立たしい顔つきをした「ペッパーさん」。これをゲーム終了に持ってると、ゲーム中に獲得した同色のカード全てが失点になります。ヒドイ。ペッパーさん自体も失点ですが、まあ知れたもの。だもんで、トリックを取らない、もしくはペッパーさんを取らない、のが目的。
しかしこのペッパーさん、困ったことに目立ちたがり屋さんなんですなあ。手札として配られた段階から常に公開。誰が持ってるか丸見え。しかも、獲得しても死に札とはならず、手札に舞い戻ってくるので、何度でも再利用可能だったり。最後の最後までうろうろするペッパーさんにワーワー言いながら逃げ惑う感じ。ちょっと、鬼ごっこみたいな感覚です。
少人数ならしっかり系、多人数ならパーティゲーとして。ラウンド終了のタイミングを計りながら立ち回るオモシロあり。ペッパーさんが手元に全員集合した時のあの強烈なゲンナリ感、是非一度。