6位は「クレイジークッキング(Too Many Cooks)」

架空の鍋が一つあって、そこに全員で材料を投げ込んでスープを作ろうってな感じのカドゲ。
各自目的となる5枚のメニューを持っていて、それを毎回作るように頑張る。メニューは使いきりなので、ゲームが進むほどに選択肢が狭まる仕組み。手番にはマストフォローに従って、カードをポイっとプレイ。投げ込まれた材料がある一定の量を超えると完成。完成させた人が引き取り。もちろん、全員が同じ目標なんてことはそうないので、常に鍋の奪いあい邪魔しあい。一体何が目標だったの?という闇鍋レベルのスープを作らされたり、キノコスープなのにチリペッパーまみれで激辛の仕上がりにされたり。で、なんやかやと完成したスープの得失点を日々合計して争うんですが。
完成のキッカケはカウントアップなのに、マストフォローな進行が複合的なオモシロを。しかもカード構成が上手く、色々と特殊効果混じりなので展開に幅があります。さすがクニツィア。各々の思惑が入り混じりながら、ワーワーと材料を投げ込む楽しさ。ヘンテコな状況がとてもオモシロなカドゲです。「メニュー」による手の狭まりも手伝って、5ラウンドをサラリと遊ばせる魅力があります。良作。