"「アトス(Athos)」"

神の加護を受けて山頂の修道院(?)を目指して登りまくるゲーム。
猛烈嫌がらせゲー。いたるところで地滑りが起こりまくり、道が塞がれまくります。若干の制限があるものの、基本的には各プレイヤーの任意配置なので、これでもかというくらいに行く手が阻まれていくのですよ。そこに強烈な神パワーが絡んで、えらいことになります。それに翻弄される駒たちが可哀想ったらないです。
とはいえ。こう書くと酷いゲームっぽいですが、そうでもなく。邪魔はされても、「どうにもならない→立ち往生→ゲーム脱落→ゲンナリ」みたいなことはなくて上手くやれば復帰できる程度なので「あわわ」とはなるものの、わりに気楽。逆にヤラレターとか言うのが楽しいくらいで。なんというか、水鉄砲で撃ち合ってる感じ。濡れたらウワーってなるけどいずれ乾くからまあ問題なし、それより先に仕返しだー、みたいな。邪魔のしあいが楽しいです、これ。だからあまり殺伐とはしなさげ。
ゲームシステムが洗練されていて良く出来たオモシロゲーか、と言われると???ですが、なんとなくオモシロです。「あー、なんか邪魔したいなー」という不穏な思考の時にはアリ。なんだそりゃって感じですが、そういうオモシロ。