昨日、夕刻から出掛けた話

各所で旨い美味いと話題のお店、洋食「泉」。
今回はそこに食事に行くというのが目的。
夜しかやってないので、夕刻に出発ですよ。
ちなみに場所は大阪梅田からほど近い福島駅周辺。
near梅田なのに梅田ではないというジレンマを抱えた街です。
あまり行くことないんですよねえ、この辺。
近隣の店に行く時、ちょっと通り過ぎるくらいのもの。



件の「泉」はJR環状線福島駅前の聖天通商店街内にあります。
この商店街、どうやら「占い」をサブテーマとして持っているらしく、
第四金曜日(すなわち昨日)には「占いデー」と称してイベントを開催。
結果、商店街の至るところに占い師が。
その数20人強。
それこそ5m間隔くらいで座ってるんですよね。すごい占い師密度です。
で、
「あんたはどこでも『出る杭』になりがち」だの、
「12月は我慢のしどきですねえ」だの、
声も高らかに講釈してたりするわけですよ。
個人情報云々もあるので写真は差し控えましたが、
結構異様な光景でした。ええ。
そんな聖天通商店街。
かかる垂れ幕はこんな感じ。


垂れ幕



おや?



そんな
こんなことって
やっぱりー

ダジャレー。


はー、なるほどねー、みたいな心ばかりのカタルシス
しかも良く見たらインターネットアドレスまで。
どっかのイカリングみたいなアドレスですよ。どっちが先か気になりますねえ。
謎の占い師的マスコットキャラもかなりアグレッシブな風体。
オデコに「占」マークまで入ってますからね。
「肉」なみの直球勝負ですよ。


しかもこのイカスキャッチコピーはここだけじゃありません。



どこまでも続く旗。
こんな風に、通りの両脇にもバシバシと旗を掲げてアピールですよ。
ずーっと向こうまで延々ダジャレまみれ。
わりかしアレだと思うんですが如何なもんでしょうか。
っていうか、こんな写真を撮ってる私の方こそ結構アレですかね。
ゲンナリ




気を取り直してお店に。
外観はこんな感じ。


とても控えめです。


たこ焼き屋さんの隣にある小さなお店です。
とても控えめな店構えなので、
ボンヤリしてると見過ごしてしまうかもですよ。


落ち着いた店内。


店内はこういった具合。カウンターで7席。
あと、写ってないですが4席のテーブルがさらに一つ。
席数が少ないので予約が大前提です。
お店のHPで予約状況を確認できるので、
どうしてもこの日!な時は早めの予約をオススメ。



食べた料理はこんな感じ。

海鮮とアボガトのタルタルボルシチ風トマトスープ
カニクリームコロッケオムライス
カツサンド


カツサンドとオムライスが名物料理。
洋食屋さんですねえ。そういうのって。
でも出される料理はわりかし様々。
料理の話をするとグダグダ長くなるので、今回はざっくりと略。
とにかく美味いです。ウマー。頬がボテーっと落ちる勢い。
これだけ食べて、飲み物別で6300円。
2人で食べてお腹一杯です。



で。その後。



駅前にあった立ち呑みの小さなワインバーで酒飲みましたよ。
まあ普通でしたね。味も値段も。可もなく不可もなく。
腹を擦りながらずっとワイン飲んでる店主(男)が印象的でした。
写真はないです。痛恨の撮り忘れ。



なのにこういうのは確実に撮ってる自分にゲンナリ
傍で見かけた居酒屋の看板です。



居酒屋の看板
魚類、なのかっ・・・・!!


なんというか、いろんなモノにインスパイアされた跡が窺えます。
様々な要素を取り込みながら飛び上がって、
後方二回転半ヒネリして着地したって感じ。
左手に握るビンといい、頭のトサカ状のモノといい、
とても気になる仕上がりですよ。
ってことは、「看板」としては成功ということですなあ。
その代償は計り知れませんが。





福島という名の魔性が生んだ驚異を脳内で反芻しつつ、
フラフラと駅に向かいます。いや、帰らないといけませんからね。そりゃね。
そこでふと目に留まった駅のポスター。
ああ、気付かなければ良かった。
でも気付いてしまったんです、この事実。
この街にさらなる驚異が顕現していたことを。




奈良へ行きませんか。

またダジャレー。
もう、こんなのばっかり。
いやしかしこのツッコミこそが罠なんでしょうなあ。
まんまとJRの広告戦略に引っ掛かってます、私。
このままでは「奈良を習いに」行ってしまう!!
・・・とか言っておけばいいでしょうか。
奈良のアピールに必死ですよジェイアール(語尾。




そんな紆余曲折ありながら、ようやく自宅の最寄駅。
しかしこうした妙な流れは、この日まだまだ継続してまして。
なんでしょうかねえ、この遭遇率は。
類は友を呼ぶってヤツですか。類友類友。(繰り返さない)



ヨーグルトを無性に食べたくなって近所のスーパーに立ち寄ったんですが、
そこで見かけたこんな商品。


奇妙な違和感



え?



こんなことって
本当に
あっていいのかー
「NEW=乳」
まさかのダブルミーニング
上手いこと言った感満載の商品名ですよ。
企画者のほくそえむ顔が目に浮かびます。
誰もが思いつくものの口に出せなかったソレを
まさか商品名に起用するとはっ・・・・!!
安易を通り越して、もはや驚異的っ・・・・!!



尋常ならざるその決断に
メーカーの本気、社運を賭けた覚悟を感じ取り、
私はその場に立ち尽くしたのでした(後日談。



とても悔しかったので、脈絡無くプリンを買いましたよ。
気勢が削がれたのでヨーグルトは無用。


ということで。


全てのNEW製品に幸あれ。
(上手いこと言った)