”「ワンツースリーゲーム」”

ロンパールームっていう昔の子供番組の名を冠した、野村トーイ発の子供ゲー。ちなみに箱隅をよく見るとHasbroとか書いてたりもして。実はこれ輸入ゲーなんですかね。謎。
「あー、ロンパールームねー」と昔を振り返る発言をしたA氏曰く、有名な子供番組だったみたいですよ。「お母さんといっしょ」の前番組なんですと。なるほどね。私にはよくわかりませんが。


で。


中心に向かって傾斜のついた十字型のボードを使って、四方からチップを投下、三目並べをするっていう至極単純なゲームです。それぞれ手元には左右に移動可能な発射台。ここから自分の色チップを手番ごとにコロコロと転がして、中心に空いた3x3の穴へチップを送り込むと。画像を見ちゃうと一目瞭然。
穴には適度な深さがあるので、既に誰かのチップがあっても上から刷新することができます。刷新に次ぐ刷新で、とにかく誰かの勝利を食い止めるようにどうにかするという感じの流れ。
これね、なにがどうってわけでもない他愛のなさなんですが、妙にオモシロなんですよね。
狙いを定めてチップを転がすシチュエーションといい、上手くいったいかなかったと一喜一憂するバカっぷりといい。刷新失敗したプレイヤーに「なんだよおいー」とかブーたれてみたり、「いや手元がさ」とか思わず弁解してしまうこと自体が楽しい。「この角度で転がすと真ん中にいくんだよ」「え、マジで」とか、そんな講釈、普段の生活では何の役にもたたないですからね。
で、最後には必ず「全員一斉同時プレイで!」とかいって、ワーワーとチップを転がしまくって盤面がグダグダのうちに片付けはじめるゲンナリぶりとか。もう、考えただけでニヤニヤしてしまうダサさ。
極端言えば、勝つことには何の意味もないってところが好き。ただ何となくギャーギャーいう為だけのツールって感じ。とても無駄だし、とてもユルい。だからこそのオモシロなんだろうなあ、との脳内解釈。



注記:ロンパールームはお母さんといっしょの前番組ではないし、放送系列も違うらしいですよ。詳しくは下記のmoonさんコメント参照のこと。情報せんきゅー!