アインシュタインウントコー(1 Stein + Co.)

”「アインシュタインウントコー(1 Stein + Co.)」”

辺の長さが2x3x4の直方体なブロックを使って、ちょっとした陣取りみたいなことをするアブストラクト。木製ブロックなコンポーネントを主軸とするHolznil製のボドゲ
複数人数でも遊べますが、基本は2人用。ボードももちろん木製。碁盤目が描かれてます。だいたい中心くらいからスタート。プレイヤー交互に、既配置のブロックと接するようにドンドン配置。置いていくうちに出来る「囲まれた土地」が得点になる、みたいな流れ。
配置制限はいくつかありますが、一番特徴的なのが「同じ高さのブロック接するべからず」。まあ特例もあるんですが、これのおかげでブロックが箱イラストのごとくデコボコ不規則に並びます。
「高さが異なる」=「配置したときに占有する面積やカタチが異なる」わけですよ。これがゲームのキモとなる部分。そのへんのアヤというかなんというか、試行錯誤しながら最善手を探す感じ。自分の得点への布石を打ったり、相手が得点できないように止めたり。でも、ほとんどの場合は「次の一手で、少なくとも相手は得点できない」というような場つなぎな配置に終始するような流れ。・・・・プレイヤーの技量にもよるでしょうが。


で。


とてもチマチマとしたプレイ感で、もうイライラしっぱなし。今回はアブストラクトぶりを堪能するべく2人プレイしたこともあり、余計にチマチマしていた気がしなくもないですが。
どこに置けるかなー、ってな感じで上から覗き込んで、あーでもないこーでもないと、ブロックをいじくり回して。得点源となる囲まれた土地は、ルール的にそう大きな面積にはなりにくいこともあって、覗き込み必須。外周が絡むと若干ましですが、そういう問題でもなく。
実際、アブストラクトなので「考えてナンボのゲーム」であっても仕方はないはずなのですが、それを差し引いても攻防そのものがすごくチマチマしてゲンナリさせられるわけですよ。
ボードの1マス=1点なのはいいんですが、そのサイズが極小なのがネック。ただでさえ爽快感の乏しいシステムなのに、拍車をかけるようにそれですからもうかなりアレ。オモシロとかどうこう思う以前にグッタリするような疲労感でした。アブストラクトでここまでグッタリしたのは久しぶりです。
ルールを読み間違ってるのかなあと何度もマニュアルに目を通しましたが・・・・変わらず。
コンセプト自体はオモシロですし、きっとこういうのを好きな方もいるとは思いますが。でも誰かに「これ、どう?」って聞かれたとしたら・・・・悪い事はいいませんやめといた方がいいです。地雷(中)。