神戸1日目

かなり早朝に出発。朝早く行ったところで店が開いてるわけでもないんですが、通勤ラッシュに巻き込まれるのがアレだったので。それにしても早すぎ。
で、神戸の街をフラフラしつつ、まずはトアロード山側にある「イグレックプリュス」の北野ホテルブティック店へ。当然、開いてません。そりゃそうだ。ということで仕方なしに近隣を散策。とはいえ、もう一つのターゲットである「セ・エム・アッシュ」のチェックも忘れてはいません。我ながら無駄のない動き(?)。


開店と同時にブティック店に舞い戻ります。しかし開店時間過ぎているにも関わらず、まだ準備中ですとか言われてゲンナリ。しかしこっちも腹が減っているので「うるさい、バカ」とばかりに無理やり購入。まずはパンを3つ。定番のクロワッサン、アーモンドとラム酒の効いた謎の甘いパン、チーズとベーコンのベーグル。
すこし温めて食べたいところですが、トースターなど持ち歩いているわけもなく。イートイン不可なので仕方もなく。で、道端で食べる。道行くおばさんに見られていたので、軽く会釈をしてみたり。神戸の方に礼儀正しさをアピール。肝心のパンは、もちろんどこで食べても美味しい。少し小ぶりのクロワッサンは生地の層が多くてサクサクの焼き上がり。やるなあ。


時を同じくして「セ・エム・アッシュ」も開店したので、移動。品揃えは開店直後ということもあってまばら。どうやら、「開店=準備万端」ではないらしい。やる気ないなあ。少し待って、パンをまた3つ。そして即座に食べる。ここでもクロワッサン、さらにクリームチーズパンとクロックムッシュをば。っていうかね、このクロックムッシュイカス。温めれたら一層美味かったはず。くそう。でも、酵母パンの滋味溢れる味わいに、ホワイトソースととろけたチーズ、端がカリっと焼けたハムが加わってもう絶品。ステキ。大満足。
で、時は10時前。こんなに食べてて大丈夫なのか、と一抹の不安を覚えてみたり。昼食はコースだというのに。むむむ。


自分の胃袋を信じて移動。そこから南下、海側へ。途中イエサブ神戸店に立ち寄ってみるも、11時開店という罠。そういえばそうでした。ゲーマー失格。
あきらめて、海へ。途中、2日目の昼食となる「ビストロジロー」の位置を確認。そして、9年ぶりくらいのメリケンパーク。っていうか、神戸に来ることはあっても、パークそばにはめぼしい食事処もなく。こんな機会でもないと行くことがないわけで。で、海を眺めて休憩。腹が減ることを祈ってみる。まだ10時半なのに、こんな時間から弁当を食べている学生達を発見。遠足か、修学旅行か。謎。
海にも飽きて移動。神戸タワーの低さを再確認。相変わらず低いですねえ。そしてテクテクと歩いてひたすらに腹ごなし。でないと体が持ちません。


そして11時半。ランチの予約をしていた「シェ・ローズ」に到着。こじんまりとした店内。以降も食べまくる予定なので、メインが一品となるランチAを注文。
っていうかね、もうね、これが旨かったんですよ。実に旨かった。前菜は定番の魚介のサラダでしたが、ここの魚介は火を通している温かなものを使用しているのが特徴。ホタテは軽く炙ることで甘さが一層ひきたっているし、炙った穴子によって香ばしさもプラスされていたり。
スープは奇しくも先日食事しにいった「モーベギャルソン」と同じカリフラワーの冷製スープ。カリフラワーの旨み十分、その上には豆乳とソーダのホイップがふわりとのっていてアクセント。ウマし。まざまざとその違いを思い知った次第。しかし、モーベは格安ランチながらも頑張っているのだという結論に。応援してます。にしてもシェ・ローズ、ウマい。
メインの魚料理はランチにありがちな魚のポワレでしたが、魚は勿論のこと、添えの蛤や焼きプチトマトまでが非常に旨味に溢れていて、単なるありがちとは一線を画す仕上がり。肉料理のウズラはかなりしっかりした味付けで、これまた唸る旨さ。しかも添えにはフォアグラソテー。火を通すことでふわりとした口当たりになって、しつこさも感じさせない。めちゃウマ。もう完敗。イカス。


とまあ、なんやかやと感激しつつ完食。で、店を離れて移動。向かったのはもちろんイエサブ。ゲーマーですからね、もはや義務。相変わらず微妙に変わったゲームが置いてますね、このお店。通販でもないようなヤツとか。2個はいらないので、買いませんが。個人的には一点、購入を悩んだゲームがあったものの堪えてみたり。以前からずっと買いそびれていて、値段もそう高くないものの、なぜかもったいない気がして買えない謎ゲーム。やっぱり今回も買えず。ということで、ゲームの話終了。


で、ところどころ寄り道。ホテルのチェックインまでまだ時間があるので、近くにあったということもあり「老祥記」の豚まんを食べてみることに。3個240円。評判通りのウマさ。並んだ時間は平日ということもあって約10分。でもこれが限界。休日ともなると長蛇の列になるとのことですが、その労苦に見合うかと言われるとちょっとアレ。たしかにウマいし、肉肉しさがたまらないし、汁気がウマイーと悶絶しそうな勢いですが、30分、一時間も並ぶのはちょっと。行くなら平日。休日は避ける方向で。


さらに「エストローヤル」のシュークリームも食べる。ここはもはや語るまでもなく安定した味わい。とはいえ、ごつめの皮は好みがわかれるところかも。ちなみに私は好き派。
ようやくブラリブラリと本日宿泊予定のホテルへ。とりあえずチェックイン。で、さすがに歩き疲れたので休憩。30分ほど仮眠。


そして再出発、16時半。今からは夜の食事。っていうか、早すぎ。
まずはなぜか今まで行きそびれていた「丸玉食堂」へ。何を頼もうかとメニューを探したが、ない。店員に聞いたら、表にあるショーケースがメニュー代わりです、とのこと。なるほど、無駄がない。ということで、焼きそばと春巻き、そしてビールを注文。ビックリするくらいにすぐ出てくる。予知してたのではというくらい早くてオドロキ。
で、素朴な味わいが激ウマ。春巻きの概念が変わる旨さがありました。あの皮は何を使ってるんですかねえ?春雨を揚げたときのような食感でしたがよくわからず。謎。焼きそばもソースベトベトってわけじゃなくて食べやすい。なにやら懐かしい味付け。コッテリ油味って感じ。わかりにくい言い方で失礼。でも食べると納得してもらえるはず。まあ、いまどきの感じではないので、ちょっと物足りない人もいるかもしれないですが。にしても、ビールがとても美味しくいただけますなあ。「飯」っていうか、「ビール」というお店です。


軽く酒をあおった勢いで、そのまま餃子専門店の「古屋」へ。赤い内外装が特徴的。南京町付近の路地にあります。
で、肝心の餃子なんですが。最低注文数とかいう決まりがあったので、とりあえず4人前。水餃子1、焼餃子3。水餃子については、値段なりのウマさはなく。
メインの焼き餃子は、単体で味わう限りは「わりにウマい」。しかし、オススメされた「みそだれ」と組み合わせることで、飛躍的にウマさアップ。餃子そのものよりも、この「みそだれ」に価値があると思われます。
「みそだれ」と聞くとかなり濃いみそ味を想像しがちですが、ここのは次元の違う旨味。なんていうかマイルド。なにが入ってるか不明ですが、ひどく味わい深い。これを舐めながらビール呑めます。っていうか呑みました。ちなみに酢醤油で食べる餃子は普通なので、要注意。本領はみそだれ。これ、合言葉で。
餃子のサイズはわりに小ぶり。パリパリ系。それをバクバク食べる感じ。とにかく旨いです。いや、みそだれが。って、もういいですね。「温かいうち食べないと」なんて焦って食べたら、30分もしないうちにおあいそしてしまうくらいの勢い。ギリギリを見極めつつ、落ち着いて食べる方向で。


で、スゲースゲーとかいいながらの流れで、南京町そばで見かけたタパスの店「カフェ タリ○マン」へ。なぜか一部伏字。雰囲気もいいし、料理(タパス)も悪くないし、酒の勢いもあって、ダラダラと呑んでいたんですが。問題が一つ。価格表示がない(!)。いや、全てというわけではないんですが、ないものがほとんど。しかも実は価格設定高めだったという罠。タパス屋というキーワードに対する思い込みが仇に。
本場のタパス屋の感覚を知っていたり、近頃北浜でお気に入りのタパス屋「エルポニエンテ GOZO」の価格帯で考えていたものだから余計にオドロいた次第。大体、想定の1.4倍くらい。しかも一皿が無闇にでかい。タパス屋なのに。そんなに要りませんから。客単価上げたいんですかねえ。ゲンナリ。それさえ改善されればいいお店。でもたぶん、もういかない。タパス屋行くなら「GOZO」に行きます。


とまあ、3軒渡り歩いても未だに宵の口なので、とりあえず街をウロウロ。途中見つけた「トゥーストゥース」で夜食となるケーキを2個。まだまだ食べます。悩みに悩んでレアチーズケーキとチェリーのフラン。そのままホテルに戻ってケーキ食べても良かったんですが、それもアレだなあと思い、人通りが多い駅前付近で立ち止まってマンウォッチング。ボドゲの普及とゲーマーの服装との関連について熱く語り合いました。他にも色々と話したと思うんですがクダラナイ話だったので忘却。
とかなんとか言ってるうちに肌寒くなってきたので、ホテルへ帰還。コーヒーを飲みつつ先ほどのケーキを食べつつ。
で、ようやく就寝。今日一日で摂ったカロリーのことは考えない方向で。