イメージなに色?(verflixt bunt)

”「イメージなに色?(verflixt bunt)」”

他人と色のイメージをすり合わせる(?)ゲーム。参加者は各自7色の回答カードを受け取ります。裏面は全部同じですが、それぞれのカードに描かれた色は違います。全員同じ構成です。
で。
箱の中にはコンポーネントとして据付の「お題決定ルーレット」があるのでそれを廻して、止ったところで指定された種類のお題を言って、指定された枚数だけ回答カードを選びます。例えば、「動植物の3枚」ってところに止ったら、今回のお題決定者は「ライオン」とか「桜」とかいって、それについての色のイメージを全員が一斉に3枚選ぶわけです。
全員選べたら、そのお題のイメージから、よりかけ離れたカードを先にして、一枚ずつ公開していきます。逆に言えば、一番お題に対して「これだ」と思う色ほど後回しにするってことです。で、一枚めくるごとに同じ色イメージのカードを出している人が一人でもいたら、ボード上の自分のコマを一歩進めます(もちろん相手も)。あとはそれの繰り返し。で、それをゴールするまで。
全体の印象としては「相性チェックゲーム」風味。存外楽しめます。出題と回答枚数次第でトンデモない色(回答)が出てきたりしてイイです。ライオン=赤(血塗れたイメージ?)、ゲーマー=黒(腹黒い感じ?)、とかね。へー、そうなんだ、みたいなノリで楽しいです。お題で「ソラ」と言って黒と青にわかれたこともありました。「空」と「宇宙」ってことですかね。らしいといえば、らしい回答。そういえば、虹という出題もオモシロでしたね。これだと適合する色が多いので、どの色から先に出すかの読み合いになります。
なにせ回答のカードが7色しかないので、わかりやすいお題ならともかく、漠然とした色のブツになると、もう想像力の勝負。どの色のイメージを膨らませたら一致するかなあ、といった変な気の遣い方が妙にオモシロです。
まあ、選択肢が少なく、ゴールまでに必要な点数も少ないので、差が付きにくい作りではあったり。5人で遊んで4人が勝利、なんてことも十分考えられます。が、過程を楽しんでワーワー言うゲームですし、全く問題ないところでしょう。実際、遊びようですしね。この限られた状況下で、熾烈な争いを繰り広げればいいだけの話。点差を付けるような出題(色イメージに乏しいモノ)を意識したりすれば、自然に読みあいも白熱しますし。そこはほら、ゲーマーの本領を発揮する部分ですからして。
素直に遊んでも良し、ヒネて遊んでも良しと、意外に広い懐がステキ。価格も手頃ですし、一個あってもいいと思います。ま、なにかのついでにでも。