1月23日自宅ゲーム会にて。その顛末 2冊目。

"「スポット(Rein damit)」"

檻の中の動物にエサをあげたら喜んで出てきます(?)という、動物園はあまり推奨しないであろうゲーム。H.Meister作。
12個ある木製の輪の中には3枚ずつ動物タイルが入っています。そこにボールを投げ込んでいって、上手く輪の中に入れることができたら、そこにいた動物タイルを吸盤付きの棒でペッタリと取ることができます。いち早く同じ動物を3枚集めることが目的。
ところでこのボール、直接投げ入れることはできません。輪の周りを囲むボード部分で、一度「バウンド」させなければならないというルールがあります。これが案外難しくてですね、軽いスポンジ製ボールということもあって、跳ねるんだか跳ねないんだかハッキリしない手応えで、とても思うように狙うことなんて出来ない感じです。手番にはボールを3つ投げることができるのですが、最初のうちは全て入らないなんてこともザラ。見かけによらずかなりテクニカルなゲームでした。
それでもやはり誰かが残り1枚でリーチなんてことになれば、全員でそれを阻止しにいくわけですよ。うわあ、阻止できなかったとゲンナリしてたら、結局ゴール目前だったプレイヤーもまんまと外してしまい、そうした慌てっぷりがさらにもう一周続いたりして妙に可笑しかったりします。
コンポーネントも良く考えられた構造をしています。それぞれのタイルを囲む輪はゴルフカップのように軽いボールをクルリとはじきますし、タイルが取られて深さが増せば他の輪とは相対的にボールが入りやすくなったりします。・・・・考えすぎですかね。とはいえ、思うように輪に入ってくれないボールにワーワー言いながらも上手く入った時にはやはり嬉しいものです。タイルを吸盤で取るというのも、感触が楽しかったりするちょっとしたアイディアですが、そんな細かな配慮がとてもステキです。そんなこんなで、やっぱりあなどれないHABAゲーでした。