ゲーム会での礼儀、もしくはそれ以前。

前から気にはなっていたのですが、近頃特に目立ってきたように思うので、話題にしてみます。
私は自宅に集まって行う私的なゲーム会以外にも、公共の場で開催されるゲーム会等に参加してゲームすることがあるのですが、近頃どうにも言葉遣いに配慮が欠けている方が増えているように思います。特にゲーム中での会話についてその傾向は顕著です。ゲームに興じるうちに勢いづくのは個人の勝手ですが、コミュニケーション能力が欠如しているのかと思うほどにゾンザイで他人に対する思いやりのないモノの言い方になるのはどういった了見なのでしょうか。その言葉遣いが相手にどのような感情や印象を与えるか想像することはないのでしょうか。
たしかに「ネタ」でわざとそのような言い方をするような場合もありますが、耳にする限りではそれらはどれも冗談の類とも思えず、本気でそう思って発せられた「怒り」「侮蔑」「嘲り」「訓告」の言葉ばかりです。
気の知れた友人が自宅に集ってゲームをしているのならともかく(それでも最低限の礼儀は必要ですが)、公共の場で、ともすれば初めて顔を合わせたような相手に対して、なぜあれだけの物言いができるのでしょうか。2、3時間くらいゲーム卓を一緒に囲めば、もう「俺とおまえは友達だろ?ナアナア」と思えるのだとすれば、その感覚が恐ろしいです。たしかにボードゲームは他人との距離を近づけるツールとしては優秀ですが、それを過信し過ぎているというか、勘違いされているのではないでしょうか。
それが自分に対して発された言葉でなくても、聞こえさえすればやはり不愉快です。しかもそういう言葉ほど勢いがあり、良く声が通るものですから、近隣でゲームをしているだけでもかなりの不快感を覚えます。
私はゲーム会に、ゲームを楽しめることを期待して赴くのであって、決して日常の鬱憤を晴らしたり晴らされたりしたいから足を運ぶのではありません。日常生活からすれば、ゲーム会は非日常なのかもしれませんが、だからといって「祭りの日は特別、お茶目しても許される」という論理では、夜な夜なコンビニ前にたむろう未成熟な若者と変わらないと思うのです。こんな事書いてると「何様だ」とか「おまえはどうなんだ」とか「嫌なら行くな」とか言われがちですが、その風潮こそなんとかするべきだとおもうんですけども。