”「デスペラード(Desperados)」”

ということで、今回も画像は「TGW"エッセン国際ゲーム祭2004〜ゲーム編"」を参照のこと。はやくメーカーが自分のサイトで紹介すればいいんですが、どうも未だに建築中のもので。困ったものです。
とはいえ、ゲーム自体は今回も高評価で安定。これは近頃のカードゲームの中では群を抜いて美しくかつ納得のいくシステムを備えています。指名手配や計画立案のタイミングによって刻一刻と変動するカードの価値、希少性。入札制限を生むと同時に、同じ襲撃計画のカードプレイにまで制限を与える、手札から供出するカードの選択。入札時のサドンデスな厳しさ、その敗北の代償の大きさ。最後までダレさせず緊張感を保たせる(逆転の可能性を失わせにくい)得点計算方式。
それらが巧妙に絡み合って、全てに悩ましさを与えています。常にキツキツでよほど上手く立ち回らないと息つく暇すらありません。そういう点では多分にゲーマー向けかもしれませんが、気楽に遊んでも極端にバランスが崩れる事はないでしょう。それくらい良く出来てると思います。欲を言えば、手に汗握るゲームなのでもう少しカードの質が向上すればと。本当にそれくらい。日本導入が待たれるところです。きっとバネストさんあたりがやってくれるはず。予想価格1800円。もうちょっと安いかも。

追記:国内販売タイトルは「西部の無法者」にて確定。