"「一文無し(Alles Futsch )」"

地雷 from FX Schmid。美術品コレクター達が争う競りゲー。競りにはかならず3つの商品が抱き合わせられて競りにかけられます。当然、必要なものもあれば、不要なものもあったり。また、収集しているものでも集めすぎると「もう、いらない」になります。必要以上には集めたくない、ということですかね。でもバラして落札することはできません。必ずまとめて、落札。支払いは銀行へ。で、必要ないものはどうするかというと、他のプレイヤーに「売りつける」。ええ、強制です。拒むことはできません。で、相手の所持金をむしり取ると。
終了条件は誰かの破産。資金はゲーム途中に銀行からの収集ボーナスなどで若干増えたりするものの、常に支払いは銀行に対してなので、他人からむしり取られるやら支払いは苦しいやらで、手元のお金は必ず目減りするようになっています。自然、流通する紙幣量が減っていけば、破産は必至ということですね。残った人の中でお金を一番残している人が勝ち。
で、今回は満場一致により、途中終了しました。しみじみと面白くないなあと思った次第。
まず、競られる商品ごとの価値が各人によって恐ろしく異なるので、競りの際に強烈な温度差が発生して、全く盛り上がりません。結果、落とすべきプレイヤーが実に適正価格で競り落とすことになるので、競るという行為自体が空虚に感じられます。また、基本的にお金が増える機会が殆どないので、さらに競りの楽しくなさに拍車がかかります。得をする為に買うのではなく「損をしない為に買う」というなんともよくわからない感覚が爽快感を与えてくれません。手元のお金が心許なくなるにつれて惨めな気分になるし、地味に辛いです。せめて「バーンレイト」くらい展開が派手でおバカであれば踏ん切りもつくのですが、これでは悲しいばかりでなんとも・・・・。
ということで、地雷(大)。少なくとも私には、もう無理です。

続いてはHABAの中箱サイズのゲーム5本勝負。