"「ハッツ・ファッツ(Hatz Fatz)」"

これまた「TGW"エッセン国際ゲーム祭2004〜ゲーム編"」をご参照ください。
Pfifficus社。予想よりはオモシロでした。とはいえ、ゲームとしての「それほどな感じ」は今でも払拭されているわけではないので、勢いだけで楽しめたような気も。得点計算について、同社「デスペラード」の指名手配処理とほぼ同等のシステムを採用している以外は、基本的にはお題を自分で選べる、宝探しのようなゲームです。ただ、捜索対象である動物たちを覆い隠す森の木々が、かなりの勢いで動物の視認性を低くしてくれていて、「森の中で動物を探す」という行為を再現しているという点ではかなり優れた効果を発揮しています。本当に木々に紛れて見つかりません。これはデザインの勝利。中でも小さなカニやネズミやカエル級の小さな生き物になると、かなり見つけにくいです。ひとしきり探し終えたあとにポロッと出てくるくらいですから、探す楽しさは秀逸ですね。・・・って、なんだかオモシロだったような気がしてきましたが。まあ、システム上、奇声を発する必要があるので賑やかなゲームには間違いなく、盛り上がりもありますし、なにより笑いの瞬発力も高いです。「PIT」的な楽しみ方であれば、わりあい何度も遊べるゲームなのかもしれません。なんだ、結局そう悪くない感じに落ち着きましたね。このメーカーの今後に期待。・・・・という、いつものまとめで。