明日はどっちだ。

出掛けついでに、また新たなゲームを獲得(購入)。
「ぐらじぇらんす」と「ずっこけカエル」の2点。共に国内流通のゲームです。


"「ぐらじぇらんす」"

某国内企業が作っちゃったバランスゲーム。ちなみにあまりにマイナー過ぎて、googleでさえ1件もヒットしません。コンポーネントは結構しっかりしていて、厚さ1cmくらいある手のひらサイズの木製ディスクが20枚とダイス1個。これをあるルールに従って積み重ねていって崩した人が負けという、実に明快なバランスゲームです。ちなみにディスクはMDF製らしく、結構重量感あります。
ディスクには1箇所、小さな穴が開いています。他に1から6までの、丸に囲まれた数字が、各ディスクごとにランダムな位置に描かれています。手番にはダイスを振って、ディスクを1枚手に取り、既に置かれているディスクに重ねます。その際、ダイスで振った数字と同じ数字が穴から見えるように配置しないといけません。数字はディスクの中心にあるわけではないので、積み重ねるほどに自然とずれていきます。が、穴から数字が見えさえすればいいので、あえて軸をさらに大きくずらして配置したりすることが可能になっています。後手番を苦しめる一手を狙えるということです。
このゲームは全員が保守的な配置をすると、かなりゲンナリすることが予想されます。ただ、攻撃的なプレイヤーが揃うとかなりダイナミックなゲームになりそうです。さきほど試しにソロプレイをしたのですが、かなりワイルドな置き方が可能です。ディスクの重量感が幸いして、見るからにずれていてもやり方次第ではゲームを継続することが出来ます。苦しめあいと手先の器用さ、そしてダイス運と、わりにやってくれるバランスゲームではないかと思います。
ちなみにこのゲーム。色々とゲームとは関係のない小技が効いています。まず対象人数は「2人〜6人が大変おもしろい」という曖昧さ。そして対象年齢は「3才〜150才ぐらいまで」とかなり大胆です。極めつけはタイトル。「ぐらじぇらんす」って、何語?と思い、販売元に問い合わせてみたのですが、実にイカス回答でした。せっかくなので、話し言葉のまま紹介させていただきます。
「発売当時、バランスゲームが流行してましてね。各社から、グラグラゲームとか、ジェンガとか、アンバランスとか、色々出てたんですよ。それに、・・・・ね、あやかろうと思いまして。ちょっとずつ、こう、ね。特に意味があるわけでも、何語ってわけでもないんですよ。ハハハハハ。」
・・・・・・国内企業もやるじゃないか。