ふらりとイエサブへ。なんだかいろいろ欲しいものがあったが、グっとこらえて立ち去ろうとすると「デスカード」なるゲームが目についた。夏コミの同人モノなのだそうだ。値段もそう高くはないのでせっかくだし購入。開けてみると2人用の120分推理モノとの説明アリ。
・・・結構、長いですな。むむむ。ちょっと失敗か。遊んでみて面白ければ良いのだけども。

近頃遊んだ−4

"「パラディン(Paladin)」"

キダルト低価格ゲーム3種のうちの一つ。場に何枚か出てくるクエストカードを獲得するために手札の騎士たちを送り込む。全てのカードは裏向きに出されて行く。すなわち、誰がどのくらいの強さのカードを出したかわからない。で、最終的にクエストカードごとに各プレイヤーの出した騎士を、戦うか、撤退か、自主敗北か、の3択から選択しつつラウンドを繰り返す。
人数が多いと面白くなるかもしれない、ならないかもしれない。いや、ほかにもちょっとしたルールがちょこちょこあるのだけども、どうにも盛り上がりがない。一度クエストを達成した騎士は使いきりで、二度と場に出てこないため、騎士の強弱がゲーム中に変化していくあたりのアイディアは面白いのだけども。もう一度だけ人数増やしてリトライしようかなとも考えましたが、現状では地雷(中)。「バナナ共和国」や「コラプション」などのシステムの劣化コピーという感が否めません。なにか精彩に欠ける感じ。カード絵が雰囲気良くてイイだけに。・・・参りました。

"「ビューロクレイジー(Buro Crazy)」"

FXのちょい昔ゲーム。トーナメント方式で自分のキャラクター達を戦わせていく出世競争ゲーム。勝負は1対1の握りこみ秘密入札方式。勝ったキャラは社長の座に近づき、負けたほうは握りこんだ差額分だけ臨時給料みたいなのが出る。会社の前の階段から始まり、最終的に社長に登りつめたキャラが出た時点でゲーム終了。ゲーム中に使用したお金は全て別山としてストックされており、最終決算時に地位が上の人間から分配還元されていく。お金をたくさん持っている人が勝ち。
予想外にオモシロ。握り込んでは比較するだけのシンプルゲーなだけにつまるところ心理戦なのですが、これがたまらなく熱い。他のプレイヤーの勝ち抜き具合、懐具合を見ながら、足元を見たビットが決まったりすると猛烈に嬉しいですね。勘違いしそうですが、勝利条件が地位ではなく「お金」なので、攻め際引き際の探りあいなんかもオモシロ。読み合いを堪能できるは、なのに進行はシンプル&スムーズでサッパリと遊びやすいしで、かなりステキゲーです。こういうゲームを待っていたんですよ。