画像をアップしてみる。その2。
なんだか気に入ったのでシリーズ化。
何をアップするかというと、一昨日遊んだばかりの「キャッシュ&ガンズ」。
巷での噂通り、かなりのオモシロだったわけですよ。
っていうか、ルールを読んでる時からニヤニヤしっぱなしでしたからね。
こりゃもうそういうのが好きな人たちにはたまらない内容。
で。
早くも国内流通が始まったようなので、
「うわ、ヤバ、今アップするしか!」みたいな勢いで紹介。
まずは外箱。
どうです、イカスパーティゲーな香りがプンプンするでしょう。
外には警察、中ではカネを奪い合う一癖も二癖もありそうなギャングたち。
っていうかカネを目の前にしての仲間割れですからね。実は。
仲良く等分に、ってなことは思いつかんのですよ、いつの時代も。
登場人物は6人。
いつかどこかで見たようなステレオタイプなキャラがたまらなくイケてますねえ。
あまりにもベタ過ぎて、逆に近頃では見かけなくなったくらいのヤツらですよ。そのキワキワのセンスに脱帽。
こいつらの内、少なくとも四人が参加してワンヤワンヤと争うことに。
なにせ4〜6人用ですからね、そりゃね。
プレイ可能人数が絞られていてもいいんです。オモシロいから。
とりあえず、当ゲーム一のセクシーキャラ、ロータス姉さんのアップ。(脈絡なし)
この切れ込みぶりっ・・・・!!
きっと、首の部分を引っ張られ過ぎてノビノビになったんでしょうなあ。
誰か彼女に新しい服を買ってあげてください。(間違い)
まあそれはともかく、「むさ苦しい野郎よりは」といったところなのか、彼女は箱やらカードやらマニュアルやら至るところに登場してくれちゃってます。だもんでこの切れ込みを見る機会も多いです。いや、だからなんだという話ですが。
さて。
箱を開けるとまず最初に目に留まるのは、灰色な謎物体。
直方体なアレがビニールに包まれていますよ。
もちろん梱包材ではありませんので「うわ、上げ底しすぎ!」とか勘違いしないように注意。
捨ててしまうと心底後悔しますからね、まあ落ち着いて。
これがあの悦楽のアイテムへと変貌を遂げるわけですよ。
ビニールを裂いてみたところ。
謎なアレは3枚に分かれたので、いい感じに重ねてみました。
ん?
見てください! うっすらと浮かび上がるライン!
と、ここで、はやる気持ちをグッと抑えて作業に入ります。
慌てると尖がった部分がモゲてバッドエンドですからねえ。
慎重に、それでいて大胆に。
こんな感じでポッコリ抜けます。
本作最重要アイテムの「拳銃」が完成ですよ。
なんてことはない作業のはずなんですが、なぜか密造気分で結構高揚してきます。しかも罪に問われない。
カタチから推測するにベレッタM92あたりがモチーフなんでしょうねえ。
素材はおそらく高密度ウレタンフォーム。結構いい感じの握り応えがあります。
クンニャリすることもないけど、当たっても痛くないくらいの強度でとても安全。
動きの激しい本作ではとても大切な気遣いですよ。
で、こういうイカス小物を使いながら、
だの、
だの、
時にはこんな風にも。
「おいおい、肝心な時にこれかよ!」
なんて、ベタにカチカチしたりしながらお金を奪いあうゲームです。
いやもうオモシロいんですよ、これ。とにかく純粋に楽しい。
拳銃を一斉に向け合うってのが熱いんですなあ。たまらない熱さ。
向けられた拳銃に怖気づかず立ってられるか、はたまたビビって逃げるかの根性試しもまたイケてまして。
思わず雄叫びを上げてしまう猛烈な気合の入りっぷりです。
んで。
実はゲームには二つの遊び方っていうか、ルールが存在してまして。
一つは仲間割れして撃ちあいながらカネを奪いあう基本ルール。
「カネはオレがもらう!」「うるせえバカ!」「この愚か者め!」
みたく、ワーワーと気合と勢いと根性で遊べて痛快なのがこっち。
で、もう一つは仕掛けの関係上5〜6人用限定のルールなんですが、
「この中にスパイがいるぜ!」
ってなルール。
参加者の中に一人だけ警察に通じているタレコミ屋がいましてね。他の連中にバレないように警察に3回連絡して、殺されずにゲーム終了時まで生き延びたらそいつが勝ちで他は全員負け、みたいなのがありまして。もうね、これがイイ。とてもイイんですよ。
誰が電話したかはわからないが、電話を使った形跡がある。さっき近くにいた人間はコイツらだった!といった具合に徐々に絞られていくので、疑いを顕わに「じゃあおまえ死ね」みたいな勢いで一斉に向けられる拳銃。倒れる無関係な人間、そして俯いて静かに笑う裏切り者。うわ、なんだこのドラマ。ベタすぎてかなりイケてるんですけど。
この「電話使った形跡」を表現するルールがとてもシンプルながら効果的なんですよ。ブラフも使えたり、疑いを他に向けられたりで、もう目から鱗。警察がやってきてからの攻防も、タレコミ屋は逃げ一辺倒では終わることが出来ないシビアな仕掛けがあったりして。感激しましたよ、私は。
ちょっとした工夫でえらく印象の違う二つの遊び方を用意してくれたあたり、これはもう決まったな、と思った次第です。(何が)
あ、そうそう。
この二つの遊び方をより白熱したものにする、
っていうか、よりハチャメチャなノリにしてくれるのがアドバンストルール。
まあ要するに各人に特殊能力を持たせちゃうという追加ルールなんですけどね。
これがまたニヤリとさせられる能力揃いなわけですよ。全10種。
しかも、能力が発動するまで誰が何の能力者かわからないというのも熱いです。
ハリウッドやらアメコミやら香港映画やらの世界を完全再現。
特殊能力カードの裏面だけみてもその趣旨がありありと伝わるはず。
サングラスして仰け反って銃弾を避けながら二丁拳銃って、もうやりすぎ。
いやあスバラシイ。「キャッシュ&ガンズ」。
こんなボドゲを待ってました。とにかくステキ。イカス。
にしても。
調子に乗って沢山撮って沢山書いてたら普通の所感みたいになっちゃいましたよ。
ゲンナリ。