増える知り合いの話

酒を呑む知り合い的な人々が急激に増えています。なんだその話の切り出し方は、って感じですなあ。
今まではどちらかというと内に入る感じで、基本的に「気の知れた人間としか付き合いたくねーんだよう」みたいな流れがあったのは、当ブログを日頃からご覧の皆様におかれましては容易に理解いただけるかと思うのですが。だもんで、なんやかやの誘いはあっても、断ることが大前提だったりしたわけですよ。
で、昨今の心境の変化やら凹みやらなんやらがあって、グダグダしたりゲンナリしながら復活していこうって際に、ちょっとそういうのを極力断らないようにしてみたわけですよ。すると一気に増えましてね。一緒に酒呑んでくれる知り合いが。おおっと、そういうもんなのね。ってくらいに。
しかもこれ、こういう付き合いって、スゲー楽しいじゃないですか。いや、まあ、当たり前なんですけどね。でも私は今まで「こういうのも楽しい」ということを忘れていたんですよ。どうしてですかね。当たり前って言えるんですけどね、今でも。
昔はもっと新風を望んでいたし、外へ外へと炸裂するような勢いがあったんですがね。それがいつからか、安穏と現状を慈しむようになってきたように思います。揺らぎを疎ましく思うことすら。イカンなあとは常々感じていたんですが。スタンスというのはそう簡単に変わらないもので。
今みたく流れさえ出来れば、「ああこうだったな、そういえば」ってな具合に自然に姿勢がアグレッシブになりますね。追っていく感じ。するってえと、「誘われたり」が「誘ったり」になったり。ワーワー言ったり、騒いだり。なんか他人と酒を呑むことを楽しみにしている自分がいたりするわけですよ。なんというか、他人であることの無責任が逆に気楽だったりするような。そこからふとしたキッカケで親しみが湧く「なんだこいつイイヤツじゃないか」的驚きもまたオモシロで。
ちょっとね、ここにきて目覚めちゃったかも。こういう流れ。
でも、相変わらずで今まで通りな自分もちゃんとあったりはするので、昔と今とで二倍楽しくなってきた感じ。ちょっとちょっと、こんなにお得でいいのかしら。どうなのかしら。
とかなんとか言いながら、「これで、いいんじゃないですかねえ」なんて、自分で得心。


ということで、今の私は酒呑みに誘ってもらえれば可能な限り参上する方向。
近年稀にみる勢いですよ。