”「オセアニア(Oceania)」”

エントデッカー」の航海部分を切り出して(って、それがほとんどですが)、二人ゲーにしたゲーム。簡単。しかも即終わります。
ミニゲームという呼び名が相応しいめくりゲーですねえ。元もそうでしたが引き運最重要。航路の可能性を意図的に狭めていくことでの戦略はありますが、プレイヤーに要求される判断要素は、出発位置と上陸のタイミングで9割。軽い運ゲーとして遊ぶくらいが丁度良いのではないかと思います。こういうタイルよ出て来い!という祈りで進行するので、なんとも派兵(ちょっと違う)の根拠に欠けるのがアレですけどねえ。
こうして遊んでみると、タイルめくりゲーは「カルカソンヌ」に至ってようやく洗練されたのだなあと感慨にひたる始末。あれはやはり偉大なのですよ。いやいや、「エントデッカー」や「オセアニア」がダメって言っているわけではないのです。ただ時代性を感じるなあと思っただけで。
本作はきっと、海洋ロマンに心あそばせる時間調整ゲーだったのだという最終結論。もしくは「エントデッカー」を遊ぶほど時間がない、だったら雰囲気だけでもめくるか!という時に出してくるゲーム。
・・・・どうでしょう。