"「アラスカ(Alaska)」"

1977、ravensburger。北極を舞台に熊や凍傷と戦いながらコンテナを回収するゲーム。冬には氷が張って中心の島(コンテナがある)と地続きになり、春には氷が溶け出して道が分断されて大変、といった感じ。初版が約30年前のゲームながら、なるほどと膝を打つような仕組みが随所に盛り込まれており、色褪せた感じもないです。こうしたバランス取りの上手さは今も昔も変わらずドイツゲー。日本の30年前ってどうだっけ?と思わせる成熟ぶり。かなり感心。
難を言えば、プレイ時間が少し長めで中弛みしますかね。これは移動の縛りを効果的にする為に盤面が広くなっている為かと思われます。狭くするとオモシロも減るでしょうから辛いところですが。また、引き運をかなり必要とするので、このあたり少し偏るかも。とはいえ、こんなことを意識してしまうのはゲームをやり過ぎてスレた証拠。年代モノに多くを求めすぎてはイカンですね。