"「マハラジャ(Maharaja)」"

Phalanx Gamesの新作かつ、今年の大賞ノミネート。これまたKramer。Kieslingとのコンビ作。マハラジャのために宮殿やら家やらを建設していくゲーム。マハラジャは町々を視察しながらウロウロしていて、行く先々で最も建設に貢献している建築家にお金をばらまいていく。なので、マハラジャの行く先に先回りしながら他の建築家よりも多くの建物を建てないといけない。マハラジャの行く先はちょっとだけ操作できたりもするので、他の建築家を出し抜いたりすることも可能。基本的にお金がカツカツなので、全部の町に100%の力を注ぐことはムリ。なので、どこに重点を置くか、みたいな流れ。
操り人形を思い出させるお助けキャラの選択の後に、毎ラウンド10個くらいのアクションの中から2つだけ選んで、全プレイヤー一斉に公開。行動順に従って行動していくって感じ。やれることはシンプルなのだけど、選択肢が非常に多いのと、他のプレイヤーとの兼ね合いでアクションが潰される可能性があるので、どうしても長考しがち。考えることが多くなると、自然と勘所がわかりにくくなる分、初回のプレイではグダグダになることもあると思います。
いろいろとやりようがあるゲームなので、何度かトライしたくなるような感じはしますが、どうも独特の苦しさがあるので個人的にはガツガツと遊びたくはないかなあといったところ。歯がゆさがオモシロの一端を担っているのですが、それが積み重なるとかなりにギリギリするわけで。この系統の苦しさはちょっと苦手なのですよ。とはいえ、再戦するたびに印象変わる気はします。そういうゲームです、きっと。
なんだか、これ読む限りではオモシロくなさそうですが、そんなことはないです、オモシロですからね。