8位は「オストラコン(Ostrakon)」

哲学者がテーマの多人数対応質問系パーティゲー。飲み会とかで、酒呑みながら遊ぶと凄いことになりそうな予感。さすがキダルト、イタリアのメーカー。
順番に出題役が回ってくるので、お題に沿った質問を作って出題。結果次第で、哲学者としての成功ロードを前進できるってな感じ。
カードで勝手に「パリ」「未来」「果物」「愛」とかのお題を決められまして。それに関する2択の質問作成。で、その他のプレイヤーはそれについて正直に回答すると。と同時に出題者もどちらが多数派かを予想。っていうか、自分が多数派になる質問を作るのが簡単かつオモシロなのでそうするべき。
で。一斉公開して、出題者が見事多数派側に立てたら、少数派側の人数分だけ前進できると。自分が少数派だったり、少数派の人がゼロとかだったりすると一歩も進めないってな感じ。だもんで、一番いいのはギリギリ多数派、という状況最高。7人居て「4vs3」なら出題者は3歩。「6vs1」なら一歩だけですからね。どっちかなー、びみょうだなー、という微妙な質問を作ることが勝利の秘訣。
とか言ってみましたが、勝つとか負けるとかは二の次。もうね、どうだっていいんです。なにせパーティゲーですからね。必死に質問考えてる場合ではないです。「気楽に問題出す→なんだそりゃ→回答出る→えーそうなの→会話弾む→次の問題」みたいなのが理想のスパイラル。ワーワー言ってるぐらいが楽しいわけですよ。
「事実に基づく質問が作れない」っていう規定がとても効いていて、自然に個人の嗜好やら傾向やらを伺う感じの質問になります。「パリに行ったことがある/ない」じゃなくて「パリに行ってみたい/行きたくない」みたいな感じで。なぜそうなのか、なぜそう思うのかという、広がりある回答が導かれるわけですね。やり取りを楽しめるような配慮を忘れない、さすがキダルト、ステキなメーカー。
実は特殊カードやらなんやらもありますが、ちょっと蛇足な感じなので無用。「たったこれだけ」がオモシロでイカス。