ゲーム会を終えて、まずは十傑。(書式については模索中)

1位はノミのサーカス。
もちろん、カドゲじゃなくてボドゲのほう。初プレイ。古式ゆかしいチップ飛ばしのゲームです。とにかくチップを飛ばしている事自体が楽しく、思わず熱中。他愛もないアクションゲーですが、それだけに必死になってオモシロ。それにしても意外に狙い通りに飛ぶものですねえ。遊ぶうちに確実な技術の向上を感じてオドロキ。


2位には政治献金ゲーム。あいかわらずで、この位置。衝撃衰えず。


3位は新作のグラシアス。これはナカナカな悩ましさ。二枚のうち1枚を贈与云々というのは過去ゲーにもありましたが、5枚以上と最多の処理が秀逸。裏向けカードの「ゆらぎ」と相まって、わりに気軽いオモシロなゲームに仕上がっています。序盤は「カードをどのくらい取ればどうなるのか」という点で手探り気味でしたが、それもすぐに掴める程度で慣れればサクサク。運あり、思惑ありでかなりの好ゲーですよ。


4位のカピトールはこの位置。逆に言えば、これが残るくらいの感じだった先週、という話ですが。


5位はアマゾン探検。これはかなりの地味カツカツ佳作。とにかく金回りがキツキツ。イベントに翻弄され、お金をかき集めてアマゾンを進む様がオモシロ。こういうモノ集め系は好きですよ。与えられた状況にどのように対処していくかで、ちょっとずつ差がついて勝敗もつきます、といった感じ。しかしまあ、邪魔や関わりあいが比較的少ないつくりなので、ソロっぽい手応えに対して好き嫌いでるかもしれませんね。でも、そんなに点差はつかないと思うのでゲンナリムードになりません。これ、ソロ系では重要。


6位キングアーサー。これまた地味なクニツィア節。だからこその安定したオモシロ。要は、いつ手元のカードストックをより上位のカードへ交換して価値を高めるか、という話。チャンスは常にあるので、誰がその均衡を崩すのか、とでも言いますか。点差もつきにくく、終盤まで勝負が読めないパワーバランスやら、なんともクニツィア先生らしいゲーム。佳作。


7位タムスク。時間と戦う4次元アブストラクト。砂時計コマによる時間の要素が秀逸。独特の切迫感があります。進入制限を利用しながら相手の退路を塞いでいく変則的な囲い込みゲーながら、ワンアイデアで終わらないところがステキ。とてもオモシロです。


8位ミューティニー。孤高の変則握りこみ競りゲー。一癖ある海賊5人衆に賄賂を贈ってなんとかしてもらうというゲーム。大雑把な一言で表現すると、「操り人形」の各職業ごとの効果を競りで解決する、みたいな感じ。ビッドの結果が場に残って次ラウンド以降も影響を与えるというのが、「肩入れ」しているような雰囲気が良く出ています。ビッド、解決、回収のアヤもあって、ナカナカに遊べますねえ。でも最初から最後までずっとビットし続けるので、ちょっと疲れるかも。


9位Potatoでチョ。人差し指を使って存分にポテトを取りまくる、ポテト好きにはたまらないゲーム(?)。人間には人差し指が2本あったのだ!という真実を巧みに活かした快作。裏向きポテトを表にしないというちょっとしたアイデアだけで、選択時における心理的なバラつきを生み出してたりしてステキ。その他コマゴマと見るべきところもあり、最多ボーナスなんかもあったりして存外スバラシイ心理戦なゲーム。なにかにつけてオモシロ。


10位ピックアディリー。9位に引き続き、心理戦なゲーム。自他ともにビット可能なたった一つのエサを誰に与えるべきか、という内容。短時間収束で多人数対応なので、合間に遊ぶのにはいいかも。目新しさを買って、この位置。ただ、多人数ほどに「意識される(されない)ことによる得点の格差」が出ますかね。ま、そう真剣な話をしてもアレですが。とにかく心理戦。時にビットのドラマが生まれたりはします。全体としては期待していたほどではなかったかな、といったところ。それにしてもあのダイヤルはもっと強靭にならないものでしょうかねえ。卵は好きですよ。コロコロしてて。