騙しのテクニック。(人聞きが悪い)

”「ルー」”のルール説明はコチラ。(ダジャレではない)
前にも言いましたが、雰囲気はポーカーとかツインズとかの延長にあるようなゲームです。なのに、システムはトリックテイク。あげくギャンブルテイスト。罰則と参加不参加のアヤが賭け魂を熱くさせます。この手のゲームは元々好きなんですが、これはかなりのオモシロレベル。楽しいやら悔しいやらで何度も遊んでしまうわけですよ。


が。


そんなオモシロな「ルー」なのに、遊ぼうってんでいざトランプをボドゲな例会などで広げると、私も以前はそうでしたがやはり敬遠されがちであることは否めないというかなんというか。
そんなことないですかね。いや、そうだと思うんですけども。


そこで、ですよ。


本作はトランプを使用して遊べるものの、構成さえ同じであれば必ずしもトランプでなくても成立しましてね。
だもんで、知らない人に対しては、あたかも「マイナーなトリックテイクカドゲ」のようにして紹介すると抵抗なく入ってもらえるかも、なんて考えてみた次第。
トランプの構成を元にしたマイナーカドゲなんて腐るほどありますからね。


ということで以下、事例を挙げながら。





まずは。
「これPiatnikの昔のカドゲなんだけど」
くらいの感じで、あまり見かけない箱をカバンから取り出しましょう。あくまでも自然に。
Berlinerとかでも可ですが、何にしてもドイツ語タイトルにするのが確実。英語タイトルだとバレる可能性が高くなります。
箱からカードを取り出して説明を始めます。ゲームタイトルは「ルー」で問題ないと思いますが、嫌な予感がする場合は「ルーテシア」やら「ルーキー」やらの偽名にしても可。箱記載のタイトルと全く違っても「変な和名だよね」とか言っておけば違和感はないでしょう。
ただ、変に捻り過ぎると不審に思われるので注意。コダワリもほどほどに。
あ、そうそう。もちろんマイナーとはいえ和訳を入れてたら即バレますから、ちゃんと抜いておくべきです。自分では見せないつもりでも、往々にして「知らないうちに確認されてたりする」ので万全を期して。
自分で訳してルールはアタマの中、みたいな感じでやるとベスト。当然、本当に覚えておかないとダメですよ。そりゃね。


カードの構成を言うことにもなると思いますが、その際、少し自嘲気味な笑みを浮かべて、
「トランプと一緒」
もしくは
「トランプ的なアレでさ」
とか言っておくと今後の展開がラクです。さりげなく言えるように練習しておくといいかもしれません。
使用するチップについても、
「紙に書いて計算するよりラクだから」
くらいの感じで何気なく用意しつつ。
もし怪しまれたら、
「本当は入ってるらしいんだけど中古で買ったら欠品してた」
「サイズがやたら小さくて使いにくい」
とか言えば大抵は納得するはずです。


準備したカドゲによってはカードが余ってしまうかもしれません。
これは和訳同様、事前に抜いておいても構いませんが、わざと抜かずに残しておいて指摘を受けた際に、
「人数によっては使うこともある」
もしくは
「上級ルールだけでしか使わない」
という言い方をして切り返すと、より真実味が増して良いかと思います。若干難しいテクなので無理に使う必要はありません。
また、このテクを使ったあとはゲーム終了後にルールの追及があるかもしれないということを念頭に置いてください。



んで実際にプレイ。
無事終了して「オモシロだなこれ」と言わせたら「でもこれ絶版だから手に入らないんだよねー」とポソリ。
あまりイヤミな感じにならないように注意してください。
で、この台詞を言いそうな人がいれば黙っていてもいいですが、無理そうであればトドメの一言、
「でも構成がトランプと同じだから」
これだ!
「トランプ→カドゲ→トランプ」という華麗なる軌跡。
回り道のように見えてもこの一歩が! ミラクルを起こす!



よろしくお願いします。